![]() ![]() 〜感動の巨編〜
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その4 Marcy is comin'!
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アンパンマンは年がら年中、顔を取り替えます。
戦争によってくたびれたその最期を迎えた、アンパンの顔は
初めの頃のほのかな甘い香りはすっかり消え、汚れにまみれて
しまっているからです。
ジャムおじさんは、もうすっかり食べられなくなったその顔
を、生ゴミと一緒に回収業者に引き取ってもらっています。
おじさんは、ゴミ袋にその塊を詰める時、もうほほ笑むこと
のないその顔見るとき、不思議にもいつも顔をまじまじと見て
しまうのです。![]() * * * 顔の泥−それは生の証でした。確かにこのすすけたパンは生 きたのです。 ジャムおじさんはそれを確認すると何故だか安心するのです。 こうして、いつ終わるとも知れないパン作りの日課に戻るので す。−−−きっとこの日課はいつか終わります。でも、ジャム おじさんがパンを焼き続ける限り、それは終わるということは ありえません。顔の泥のように、ジャムおじさんもパンを焼く 行為によって足跡をのこすことができたのです。 私には何だか、それだけで、いいんではないかなと感じられ るのです。 * * * こういったわけでこのアバターを作ってみました。猫やアン パンマンの頭の表情の中に生への執着や執念が感じられたら幸 いです。でも残念ながら、今回のアバターの表情には出ていな いように思います。なぜなら、このアバター(作品)は私自身 の鏡であり、私の生き方の至らなさを露骨に表してしまってい るからです。 私はまだまだ未熟で、ジャムおじさんやアンパンマンの顔の 生の在り方に比べて、まだまだその足元にもおよびません。 これから、少しずつ成長することを願いながら、いや決意して このアバターの説明を終わりたいと思います。 使用上の注意 1・配布してもその責任はとらん。配布するときはこのテキストも配布しろ。
もちろん圧縮したままで、だ。 @このアバターは株式会社「マーシー」によって提供されるものです。 異常。 |